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生命倫理学と障害者コミュニティの間にある溝はなぜかくも深いのか……

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アリシア・ウーレット【著】  安藤泰至、児玉真美【訳】
生命倫理学と障害学の対話
障害者を排除しない生命倫理へ



A5判並製   384頁   本体3000円(税別)  ISBN4-86500-031-3
 (書影拡大
「怒りの話法《による対立のエスカレートとその背景としての両者の偏見や恐怖を双方向的に解明するとともに、その中にこそある和解、調停の萌芽を探る。障害者コミュニティからの声に謙虚に耳を傾け学び、生命倫理学コミュニティと障害者コミュニティの溝を埋めるための対話を求め続ける誠実な思想的格闘の書。


【訂正のご報告】 
本書の重版に際して本文の次の箇所を訂正いたしました。
初版ご購入の方はご参照くださいますようお願いいたします。(生活書院編集部)
   重版訂正箇所ページへ



【目次】

著者まえがき

序章

第1章 闘争:障害者運動vs生命倫理学
         Ⅰ. 障害者運動の入門的概説と大まかな歴史
         Ⅱ. 生命倫理学の入門的概説と大まかな歴史

第2章 相反する視点と和解の呼びかけ
         Ⅰ. 生命倫理学における視点と教説
         Ⅱ. 障害者運動のコミュニティからの視点と教説
         Ⅲ. 両者が衝突するポイント
         Ⅳ. 両者の友好関係を求めて

第3章 新生児期
         Ⅰ. シドニー・ミラーの事例
         Ⅱ. エミリオ・ゴンザレスの事例
         Ⅲ. 所見

第4章 児童期
         Ⅰ. リー・ラーソンの息子たち
         Ⅱ. アシュリー・Xの事例

         Ⅲ. 所見
         付録: 人工内耳に関する米国ろう協会(NAD)の声明書(ポジション・ペーパー)

第5章 生殖年齢期
         Ⅰ. ヴァレリー・Nの事例
         Ⅱ. イーガン夫妻(ボブとジュリー)の事例
         Ⅲ. 所見

第6章 成年期
         Ⅰ. メアリーの事例
         Ⅱ. ラリー・マカフィーの事例
         Ⅲ. スコット・マシューズの事例
         Ⅳ. 所見

第7章 終末期
         Ⅰ. テレサ・シャイボの事例
         Ⅱ. シーラ・ポーリオットの事例
         Ⅲ. 障害者コミュニティからの見解
         Ⅳ. 生命倫理学からの見解
         Ⅴ. 所見

第8章 障害に配慮した生命倫理学に向けて
         Ⅰ. 両者の和解へ向けての作業
         Ⅱ. 行動を起こす:生命倫理学における障害への配慮の促進へ
         Ⅲ. 障害に配慮した生命倫理学の応用例
         Ⅳ. 結論──そして行動への呼びかけ

[補論]ウーレットの「内なる壁《――「アシュリー療法《批判の限界  児玉真美
訳者あとがき  安藤泰至
索引献