今年もよろしくお願いします。
仕事は4日からはじめたのですが、年初ということもあってばたばたしており、ブログでのご挨拶は少し遅れることになりました。
1月、今年最初の新刊は、小木曽宏さんの初めての単著『現場に生きる 子ども支援・家族支援』です。会社の立ち上げに際してとても力強く背中を押していただいた恩人でもあるのですが、何より、「寄り添って、押し付けないけれど、逃げ出さない、あきらめない」という、私が思うところの支援・援助の要諦を、一番熱く語り、かつ実践している方だと思います。是非、お読み下さい。
今年の前半は、星加良司さん、倉石一郎さん、後藤吉彦さんといった、社会学の若き俊才たちの単著を刊行していきます。既存の言説の分析・批判に留まらない、あらたな希望を紡ぎだす立論にご期待いただければと思います。
念願にしている復刊の実現に向けて、色々な方のご協力を得て、年明け早々から、本格的に動き出しました。越えるべきハードルはまだたくさんあるのですが、「自立」の意味を、あの問いかけを、今一度捉えなおし、噛み締めるためにも、何とか今年の秋には刊行できるよう努力しようと思っています。一方、権利条約や地域での自立生活、子育て支援、きょうだい支援など、障害者の自立生活、権利擁護に関わる新しい課題に取り組む企画、井上雅彦さんの待望久しい単著なども準備しています。こちらもご期待下さい。
生活書院としても、個人的にも、ずっと大事にしてきている、ろう教育、ろう文化と日本手話に関わる本、また、好評をいただいている、読売新聞連載の介護や高齢者の生活に関わる企画の続編、人類学や環境問題、教育の分野でのあらたな提言なども、今年、読者の皆さんのお手元にお届けできると思います。
そして、お待たせしているあの企画については・・・・・・2月早々に合宿を張って、必ず何とかいたします。今しばらくお待ちくださいますよう!
それでは、今年一年も変わらぬご支援を、そしてあらたな出会いにも期待をこめて、どうぞよろしくお願いいたします。
PS:生活書院のすべての刊行書籍の装丁・ブックデザインをお願いしている(会社のロゴマークも彼女の手によるものです)、ブックデザイナー・糟谷一穂さんが雑誌『編集会議』の2月号で「注目の装丁家」として紹介されています。小社既刊の『やさしい介護 目で見る介護』も手がけた作品として取り上げられています。是非、ご覧下さい。