表題は、キー坊*1が最後の輝きを放ったと思われる、91年リリースの京大西部講堂、サウス・トゥ・サウス再結成ライヴ盤のタイトルですが、なんだか頑張るぞという気になりませんか?
仕事をしていると(もっと大仰に言うと生きていると)、イロンナ人と向き合うことになります。例えば、大きな声で叫ばれれば、それだけで身を硬くしてしまうのが世の常ですし、面倒くさいことにはなるべく関わりたくないのも、誰だってそうです。それでも、明日も生きていくんだから、無頓着すぎてもいけないけれど、へなっとしているわけにもいかない。そんなときに、この「シンパイスナ アンシンスナ」のカタカナの響きが結構効きめがあります。
オカシナ前振りになってしまいました。
木村晴美さんの『日本手話とろう文化』、木村さんのお人柄だと思いますが、口コミの力がとにかく圧倒的です。今月中には重版までこぎつけられそうな勢いです。未読の方、是非お読み下さい。
今月の新刊は『「成長の限界」からカブ・ヒル村へ』です。担当は編集部Nですが、高校から大学の頭にかけて、エコロジカルな農村型コミューンを展望することに夢中だったことのあるT*2にとっても、大変楽しみにしていた企画ですし、予想通り、すばらしい内容を湛えた本に仕上がりました。25日には出来てくる予定で、月末ぎりぎりに書店に並ぶはずです。こちらもご期待下さい。
春の学会シーズンが始まりました。新潟、広島、大阪などへ手分しながら出かけます。
ブースを見かけたら、是非お立ち寄り下さい。お待ちしています。
*1 上田正樹さん。最近はアジア全域で人気のあるシンガーということのようですが、私にとってのキー坊は、やっぱり有山淳司(じゅんじ)さんとつくった『ぼちぼちいこか』がベストであります。ちなみに最近CD化されてやっと私も聴くことができた、じゅんじさんの1st.『ありのままじゅんじ』が、また絶品。
*2 当時、西荻窪のほびっと村1階にあった八百屋でバイトをしており、そこから有機や無農薬野菜を配達する先がすべて金持ちの家だという単純な事実をきっかけに私は転ぶのですが……