出張で西に来ている。お金がないので安宿に泊まり(京都は本当に高すぎる。やむなく大阪から毎日往復、わたしはすっかり「おけいはん」)、素うどんなどすすりながら、仕事をしている。人と会って、今のところ威勢はまったく良くないが、放ってはおけなかったり、忘れた振りをしてはいけない事柄について、ねちねちと本にすべえなどと話をしている。儲かるわけはないなあと思う。でもやせ我慢かも知れないけれど、威勢が良くないことを考えたり、やり続けることを、お互いにそうは面倒見れないけれどもなんとなく気にはしているし、気持ちだけでも応援するというのが、ものを言ったり書いたり刷り物にしたりするということではなかったのかしらん。昨夜は疲れていたけれど、そんな人たちに(ある人とは本当に久しぶりに)会えたので少し元気になった。
今日の夜、神戸の地域FMの録音で『母よ!殺すな』のことを版元の立場で話すことになった。柄ではないが、この本に思いが深いという若い世代の方が、同じ若い世代に向けて発信しているメディアとのことなので、お引き受けした。後日報告できれば報告します。