明晴学園開校式の案内葉書が届きました。
日本手話と書記日本語でのバイリンガルろう教育を、日本ではじめて実践する、ろう児のための学校が、いよいよ4月9日開校します。色々な考え方があるのでしょうが、口話を強制され苦しくつらい日々を送ってきた人たちが、「子どもたちに、もうそんな思いはさせない!」という強い意志で、ようやくつくりあげた学校です。手話で語りたい、手話で考えたい、手話で学びたいという、子どもたちの当たり前の権利は、だれにも奪うことはできないと思います。
そうした子どもをもつ親たちの思いは、これやこれで読むことができます。
今週10日に刊行した『バイリンガルでろう児は育つ』は、その子どもたちの当たり前の権利、親たちの思いを、理論的に裏付け、これからの教育実践の道標とするべく編まれたものです。少数者の言語や文化を圧殺することのおろかしさ、さらに言語とは教育とは……と考えを深めるためにも是非読んでいただければと思います。
とまれ、祝!明晴学園開校!