京都で前後不覚になるの巻
痛風の次は右手の腱鞘炎がひどくなってきて……歳なのだろうか「具合悪いネタ」が多くなってきているようで情けない。腱鞘炎はもとはと言えばタイピングが自己流でスムースさに欠けるのが原因で、それでもトクホンの2枚張り(手首に1枚、肘に1枚)でしのいできたのだが、効かなくなってきた。仕事に直結するのでかなりイライラするが、まあしょうがない……。
そういったわけで歳は歳なのだが、先日京都で、学生時代に戻ったかのような、楽しい楽しい泥酔の一夕を過ごさせていただいた。京都駅から素敵なスピードの車で送っていただき(けっこう飛ばすんだなこれが)、ある方のお住まいへ。夕方、仕事の打ち合わせをさせていただいた後(この仕事で何度も京都をお訪ねすることになるだろう。間違いなく素敵な本になるはずだ。お楽しみに)、そのまま宴会へとなだれ込む。家の主が手作りしてくださったパスタなどをつまみに、ビール、ウィスキー、焼酎……どんどん空いていく。痛風?何それってなもんだ。途中、お近くに住んでいるというあんな方や、本当に久しぶりでお会いするこんな方もやってこられ、互いに議論を吹っかけつつ、唄い、詩を吟じ、また呑みまた論じ……おそらく深更2時を過ぎたあたりから、ばたばたと崩れるように寝ていったのだと思うが、もうその辺からは、記憶がすっかり飛んでいる。他人の悪口は言ってないだろうなー(少し言った気もする)、意地汚く呑みすぎるからなー、と反省やら心配やらしないわけでもないが、翌朝というか翌昼近くに目覚めたときも、あれほど呑んだのにとても気持ちが良かった。量を呑む時は相手が気分の良い人たちじゃないとダメなのだなと、あらためて思った。労働・専門性・買う買われる・言説化できないものたち・差別・公共性……色々教えていただいた。具体的なおみやげもいただき、お返事もせねばならない。
東京を午後出て翌日の午後にはもう戻る一泊二日。前後に校了を抱えていたこともあり今回はとんぼ返りの京都行きだったが、久方ぶりにひとんちで雑魚寝の味を味あわせていただいた。
楽しかった! みなさん本当にありがとうございました。