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首が回らない――『発達障害チェックシートできました』できました

そりゃあお金もあまりないのだが、「首が回らない」のは物理的に回らないのである。先週の土日行っていた盛岡への出張で、泊まった宿での寝方が悪かったのか、寝違えたらしくて首が左に回らない。それでなくてもパソコン仕事で肩やら首やらがパンパンなのに、つらくてしょうがない。でも休んでいる場合などではとうていない状況であって、トクホン貼って頑張るしかないのである。

思えば盛岡の出張も焼肉とか冷麺とかを食べるわけでもなく、昼の集会販売(手話通訳に関する研究集会。いつまでたっても日本手話が話せるようにならない私は、2日間、言語的マイノリティとしての己の立場を噛み締めつつ、でも販売だけは一所懸命やってきた。全ては自分の問題である)が終われば、宿に帰り持ってきた仕事を続けるだけ、晩飯は松屋の豚焼肉定食のテイクアウト550円也で(松屋ではこの豚定だけが美味いと思う。味付けなしで焼いたパサパサの豚肉に後からバーベキューソースをかけて食うのが、なぜか美味い。これまたパサパサの生野菜――というかキャベツの千切り――にフレンチドレッシングをかけて食うのも、この豚定にはあっている)、ビールで流し込むと、ひたすらパソコンに向う、とても愉快だとまではいかないが、ケツの決まった仕事が集中してこの時期来るというのは、それだけ目をかけてくれている人がいるということであって、感謝をせねばならない。なので仕事をしていると、変に目は冴えるは、疲れは澱のようにからだに貼り付いてくるはで、朝方眠れたと思ったらもうおきなければならない時間となり、そうしたら「首が回らない」のであった。

とは言いつつも、今週末も名古屋へと販売の旅に出るのである。今日見本ができてきた、『発達障害チェックシートできました』という本のおひろめ販売の場が、20〜21日愛知県立大で開催される集会なのだ。この本、タイトルだけを見ると、生活書院で、えっ!と思う方がいるかもしれない。でも違うんだな。既存の「わるいところさがし」、上から目線で子どもたちを選別しようとするチェックシートに真っ向から反旗を翻した、これは極めて真っ当な本なのである。後半第3部は、障害や差別の問題を理屈できちんと捉えるための手引書としても秀逸。書店店頭に並ぶのは今月末になりますが、是非是非手にとっていただきたい本です。またゆっくりご紹介しようと思っています。

加えてまだ言ったり書いたりはできないけれど、今年の暮れにむけて、かなり面白いプロジェクトも立ち上がりつつあり、「首は回らない」し、ブログもきちんと時間かけて書いたりはできないけれど、実は結構楽しくも忙しい日々であったりはします。では、仕事に戻ります……。

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コメント (1)

お邪魔します。
当方のブログへのご訪問ありがとうございました。

届いた本をざっと読み、じっくり読み、ぱっと開いたところを読み・・・ 何度も読んでいます。
ことばというかフレーズのセンスが素晴らしいので、読んでいてすんなり受け入れられます。

最近の発達障害や療育の関連本にあるような、
難しい言葉や専門用語を使って端的に説明することは容易いのかも。
易しい言葉を使って誰にでもわかりやすく伝えられることは、実は非常に難しく高度なのでは・・・。
LLページでの表現は感動すら覚え、読み終わってジーンときました。


チェックシートは、こちらの想定外の内容で驚きでした。
従来のような、質問に応えて折れ線グラフやレーダーチャートのようなものを作り、
本人の凹みの部分を確認して支援を考える・・・ そういうものばかり見てきたので、
目からウロコのワークでした。
制作過程を読んでから、再度チェックシートを見ると更に気付くことも多く・・

後半は、正直痛い件もあり、
現在の特別支援教育や療育についても、
果たしてそれが本人のためではなく、単に私たちが「普通」を目指してるだけなのか??
彼らの肯定感を育むことに繋がっているのか???とても考えさせられます。

恐らく、何度も振り返るためにこの本と向き合うことでしょう。
とてもいい本に出会えたと感謝しています。


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2010年02月17日 18:43に投稿されたエントリーのページです。

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