保育士とは何者なのか、何を大切に仕事としていくのか――

重い障害のある子どもたちへの保育士のかかわり

インクルーシブ保育とつながる専門的支援

鹿島房子著

[定価]   本体2,700円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-204-1
[判型]A5判並製
[頁数]168頁

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重い障害のある子どもたちの支援に携わる保育士としての30年の実践から、「他の専門職から論じられるのではなく保育士自身がその役割を語ること」「専門施設の保育士と地域の保育施設の保育士がつながっていくこと」の重要性を分かりやすく説き明かす。
今、現場で奮闘中の保育士、そして未来の保育士たちへと手渡すバトン。

【目次】


はじめに

序章 重症心身障害とは 保育士とは
 1 重症心身障害について
 (1)重症心身障害とは
 (2)医療的ケア児と重症心身障害児
 2 保育士による支援
 (1)保育士とは
 (2)重症心身障害領域に関わる保育士について

第1部 重症心身障害領域への保育士のかかわりの歴史

第1章 重症心身障害児施設の保育士導入の歴史
 1 保育士導入の歴史
 (1)国の委託事業として重症心身障害児福祉がスタート
 (2)重症心身障害児施設への保育士の配置と業務の変遷
 2 保育士は何をしてきたのか
 (1)資格法制化以前の保育士のあゆみ
 (2)資格法制化後の保育士のあゆみ

第2章 保育士の倫理綱領
 1 倫理綱領について
 (1)倫理綱領とは
 (2)保育士の倫理綱領
 2 実践に落とし込めるように
 (1)倫理綱領作成までの経緯
 (2)倫理綱領の活用の課題

第2部 重症児・者への保育実践と専門性

第3章 重症心身障害領域の保育士の専門性と育成の課題
 1 重症心身障害領域に携わる保育士の専門性――全国調査から見えてきた役割と支援
 (1)はじめに
 (2)調査の概要
 (3)調査から見えてきた保育士の専門性
 (4)現場で感じている困難さ
 (5)おわりに
 2 重症心身障害領域における保育士の育成課題――「保育を語れる保育士」を育てるために
 (1)はじめに
 (2)主任保育士たちが語った「成長」
 (3)保育士の成長を支えるもの
 (4)重症心身障害領域における保育士の専門性
 (5)おわりに

第4章 保育士養成校の課題
 1 医療を要する子どもを支える保育士の専門性――保育士養成の課題を考える
 (1)はじめに
 (2)重症心身障害領域における保育士の専門性
 (3)保育士養成における課題
 (4)おわりに
 2 保育者養成校と医療現場の保育士をつなぐ育成の課題
    ――医療を要する子どもを支える保育を未来へつなぐために
 (1)はじめに
 (2)保育士養成課程の変化
 (3)学生と医療現場との距離
 (4)保育士不足と離職の問題
 (5)医療現場と養成校をつなぐために
 (6)おわりに

第5章 保育士の専門性の発信
 1 保育士の専門性を情報発信――看護師に向けて
 (1)はじめに
 (2)医療的ケア児の生活の場
 (3)様々な場での医療的ケア児への保育士の関わり
 (4)医療的ケア児への保育実践
 (5)これからの課題
 2 実践を通して保育士の役割を考える――保育士や保育士を目指す方に向けて
 (1)実践1――子どもや障害・疾病を持った方の育ちや生活を支える
 (2)実践2――保護者の子育てや障害者が地域と共に生きる力を支える
 (3)実践3―― 子どもと子育てにやさしい社会、障害・疾病を持った方々にやさしい社会をつくる
 (4)事例を書き終えて

第6章 重症心身障害領域の保育士としてつなげたい「未来」――共生社会に向けて
 1 はじめに
 2 方法
 3 結果――文献の年次推移
 4 内容によるカテゴリー化
 5 考察
 (1) インクルーシブ保育やそこにおける重症心身障害児の支援に関する文献の動向
 (2)対象文献の主要な内容
 (3)現状と課題
 6 結論

てい談 地域の中でともに生きるということ――保育士の役割とつながりを考える
 1 はじめに
 2 保育の現場――現状
 3 保育の現場――これからの課題
 4 地域共生とインクルーシブ保育――保育士の役割は

終章
 1 はじめに
 2 全体を振り返って
 3 今後への展望

おわりに

初出一覧
資料 国立病院全国保育士協議会 倫理綱領の全文と解説文
文献