巻頭座談会「オルタナティブな教育の場としての美術館」

生存学  Vol.6

特集1 教育の境界、境界の教育 特集2 都市

立命館大学生存学研究センター【編】

[定価]   本体2,200円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-010-8 
[判型]A5変判冊子
[頁数]400頁

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2012年4月より、文部科学省グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点の終了にともない、
立命館大学生存学研究センターは同大学における学術研究の一翼をになう新設機関としてリスタートをきった。
新メンバーも迎え、装いあらたに心機一転、読者に本誌をお届けする。

【目次】


巻頭座談会「オルタナティブな教育の場としての美術館」
服部正+島田寛康+竹中悠美+吉田寛+鹿島萌子

特集1 「教育の境界、境界の教育」

論文
 1 田中多賀子 「日本の聴覚障害者教育における人工内耳の受けとめ方の変遷」
 2 上農正剛 「聴覚障害児における書記日本語の問題」
 3 片山知哉 「アスペルガー症候群のキャリア教育」
 4 堀元樹 「教育言説としての「自尊感情」の形成過程」
 5 堀江有里 「ジェンダー/セクシュアリティ領域科目の課題と可能性」
 6 能勢桂介 「移民の若者の社会的排除」
 7 櫻井浩子 「女性の「エンパワーメント」再考」
 8 小出治都子 「化粧する女学生の誕生過程」
 9 濱本真男 「愛が試される場所」

公募論文
 1 由井秀樹 「学校衛生と石原色覚検査票に関する歴史的検討」
 2 桐原尚之 「植樹祭の過剰警備に伴う「精神病」者への弾圧と抗議行動」

特集2「都市」

鼎談「関西都市論──生存の都市へ」 酒井隆史+宇城輝人+前川真行+天田城介

論文
 1 村上しほり 「戦後神戸市における盛り場の変容とヤミ市の形成」
 2 稲津秀樹・本岡拓哉・中西雄二・野上恵美 「神戸長田の記憶風景を描きなおす」
 3 白波瀬達也 「岐路に立つあいりん地域における多層的セーフティネット」
 4 橋口昌治・箱田徹・村上慎司 「債務・人口・保育」
 5 櫻田和也 「ポストモダン都市における機械状分析のために」
 6 篠木涼 「防犯環境設計論における環境制御と生政治学」
 7 村上潔 「女の領地戦」