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【2007年5月25日刊行】成長の限界』ドネラ・メドウズが晩年構想した農村コミュニティ
 「カブ・ヒル・コーハウジング」とは? 彼女のエッセイとともに村の詳細を初めて紹介
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ドネラ・H・メドウズ+カブ・ヒル・コーハウジング【著】
神谷宏治+鈴木幸子+鈴木哲喜【構成】
「成長の限界」からカブ・ヒル村へ
──ドネラ・H・メドウズと持続可能なコミュニティ
A5判並製 336頁 ISBN 978-4-903690-08-7 2835円
(書評情報:『中国新聞』07年7月22日付朝刊ほか全国各紙[評者:藤森照信さん]/『中外日報』07年7月24日付/『毎日新聞』078月5日付朝刊[評者:池澤夏樹さん]/『田舎暮らしの本』07年12月号)
1972年に発表され、その後の環境保護運動に決定的な影響を与えたローマ・クラブ『成長の限界』。その著者の一人であり、「デイナ」の愛称で知られたドネラ・H・メドウズは晩年、持続可能性を追求する「有志のコミュニティ」の建設を構想していた。そのデイナの理想を実現したコーハウジング=「カブ・ヒル・コーハウジング」とは何か。 『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス)の原型として知られるエッセイ(「村の現状報告」)などを含む彼女の未邦訳エッセイ(22篇)とともに、村の詳細を日本で初めて本格的に紹介(付録に建築家・神谷宏治氏の作品紹介を収録)。

【目次】
第1章 「成長の限界」、国連人間環境会議、カブ・ヒル村
1 国連人間環境会議 /2 『成長の限界』 /3 地球市民(の発言)と『限界を超えて』 /4 有志のコミュニティ /5 カブ・ヒル・コーハウジング /6 カブ・ヒル・コーハウジングのあらまし  /7 持続可能性研究所

第2章 ドネラ・H・メドウズ「地球市民」エッセイ選
1 田舎からの嘆き
2 村の現状報告
3 大地の上で軽やかに矛盾に満ちて生きる
4 ベン&ジェリーズのゴミ問題
5 NIMBYのためのもう一つの戦い
6 持続可能性とはどういう意味か
7 私たちは、私たちが所有しているモノよりもっと大きい
8 田舎の六月の詩(エコロジーのレッスンに合わせて)
9 一人の物静かな女性が、自分なりのアメリカンドリームを語る
10 ガンジーとの早朝の対話
11 霜を待ちながら
(←本文をご覧になれます)
12 地球の法則と経済学の法則
13 新アメリカン・ドリーム・ホーム
14 コーハウジング──近隣住区とコミューンの間の何処かに
15 農業と食物にとって可能な二つの将来
16 CSA農業は私たちの健康・私たちの土地・私たちの農家を救える
17 『野生のうたが聞こえる』から五〇年
18 農業があり、そして農業がある
19 ある気象科学者は自分のコンピューターモデルを真剣に受け止める
20 生態学上の破壊と、五月のバーモントの農場
21 世界は売り物でない。私も、だ。
22 薄氷上のシロクマと三歳児


第3章 カブ・ヒル・コーハウジングの人々──居住者九人へのインタビュー

1 イーディ・ファーウェルさん──文化人類学者とアーティスト一家の暮らし
2 ジョン・バーソロミューさん──念願のカブ・ヒルでの年金暮らし
3 ハル・ハミルトンさん──持続可能性研究所のディレクターが語る農業の未来
4 マリー・カーンさん──美術品に囲まれて暮らす最高齢の住民
5 ベス・ソーインさん──デイナの遺志を継ぐ創立メンバー
6 スーザン・スウェイツァーさん──農業とコミュニティを愛する四児の母
7 ダニエラ・マリンさん──持続可能性研究所に勤める新婚さん
8 フィル・ライスさん──憂国ならぬ憂地球の士
9 ローリー・ローブさん──子どもの健康を考え移住してきたアニメーションの教授


第4章 カブ・ヒル・コーハウジング 指針/内部規則/一般規則と協定
1 土地 /2 コミュニティ /3 指針 /4 環境に優しい建物 /5 どうすれば支援できるか 
/6 よくある質問 /7 内部規則 /その他

第5章 未来の世代に向けて──集中から計画的分散へ
1 崩壊のきざし /2 日本の食糧不安 /3 都市と農山漁村のつながり /4 計画的集団移住の可能性 
/5 これからの課題 /6 まとめ


付録 
1 公害で消えた家 /2 ゴミのエネルギーを利用した市民プラザ /3 コーポラティブ住宅の街 
/4 持続可能性を重んじた家