成長の限界」ドネラ・H・メドウズが晩年に建設を構想した
農村コミュニティ=「カブ・ヒル・コーハウジング」とは何か?

「成長の限界」からカブ・ヒル村へ

ドネラ・H・メドウズと持続可能なコミュニティ

ドネラ・H. メドウズ/カブヒルコーハウジング【著】
神谷 宏治/鈴木 哲喜/鈴木 幸子【訳】

[定価]   本体2,700円(税別) 

[ISBN]978-4903690087
[判型]A5判並製
[頁数]332頁

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1972年に発表され、その後の環境保護運動に決定的な影響を与えたローマ・クラブ『成長の限界』。
その著者の一人であり、「デイナ」の愛称で知られたドネラ・H・メドウズは晩年、持続可能性を追求する「有志のコミュニティ」の建設を構想していた。そのデイナの理想を実現したコーハウジング=「カブ・ヒル・コーハウジング」とは何か。
『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス)の原型として知られるエッセイ(「村の現状報告」)などを含む彼女の未邦訳エッセイ(22篇)とともに、村の詳細を日本で初めて本格的に紹介(付録に建築家・神谷宏治氏の作品紹介を収録)。

【目次】


第1章 国連人間環境会議、『成長の限界』、カブ・ヒル村
 国連人間環境会議
 『成長の限界』 ほか

第2章 ドネラ・H・メドウズ『地球市民』エッセイ選
 田舎からの嘆き
 村の現状報告 ほか

第3章 カブ・ヒル・コーハウジングの人々―居住者九人へのインタビュー
 イーディ・ファーウェルさん―文化人類学者とアーティスト一家の暮らし
 ジョン・バーソロミューさん―念願のカブ・ヒルでの年金暮らし ほか

第4章 カブ・ヒル・コーハウジング―指針/内部規則/一般規則と協定
 カブ・ヒル・コーハウジング二〇〇六
 カブ・ヒル・コーハウジング内部規則 ほか

第5章 未来の世代へ向けて―集中から計画的分散へ
 崩壊のきざし
 日本の食糧不安 ほか