フォスター(血縁や法的関係によらない養育)のありようを考えることは、
福祉の話ではなく社会の話。社会的養護の話ではなく子育て(子育ち)の話。

フォスター

里親家庭・養子縁組家庭・ファミリーホームと社会的養育

白井千晶【著】 江連麻紀【写真】

[定価]   本体2,200円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-092-4 0036
[判型]A5判並製
[頁数]208頁

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日本で初めての里親・ファミリーホーム・養子縁組の写真展「写真と言葉でつむぐプロジェクト フォスター」。
プロジェクトが大切にしたのは、笑顔もケンカも食事もすべて含んだリアルな日常。
これまで登場した方々をフルカラー写真とともに紹介しながら、
暮らしやすい社会、楽しい子育て、健やかな育ちを作っていくにはという問いに向き合います。

【目次】


はじめに
フォスターに寄せて 齋藤麻紀子

Ⅰ 社会的養護概説 

Ⅱ 託される
 大塚美さん(里親)──家庭養護とは家族としての成長
 齋藤さん(里親)──子ども本人の尊重とは
 稲垣さん(里親&ファミリーホーム)──家庭が社会
 宇津さん(里親&ファミリーホーム)──数えられない家族
 シンシアさん(養親)──ダウン症のある子の養子縁組
 清水さん(養親)──ここちよい暮らしの先に

Ⅲ 託す
 齊藤さん(施設と里親に預けた経験がある母親)──家族を手放さないために預ける
 奥田さん(養子に託した生母)──あふれる母性を止められない

Ⅳ 託し託される
 若林さん(養子)──養子であることを肯定する
 浦河べてるの家 向谷地さん・石川さん・川村さん(いろいろな立場)──親の複数性

Ⅴ 育つ・育てるのこれから

おわりに──アクション・リサーチ・プロジェクトとしてみたフォスター