聴覚障害学生支援は今やどの大学にも求められる学生支援の一つです!入学前の事前相談の段階から時系列で整理し、徹底的に具体的な記述にこだわった「使える」マニュアル、ここに完成

一歩進んだ聴覚障害学生支援

組織で支える

日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク聴覚障害学生支援システム構築・運営マニュアル作成事業グループ【著】 金澤貴之・大杉豊【編】

[定価]   本体2,500円(税別) 

[ISBN]978-4-903690-56-8
[判型]A5判並製
[頁数]224頁

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聴覚障害学生支援は今やどの大学にも求められる学生支援の一つです! 「聞こえない」ということは、大学生活全般で様々な困難を抱えることになります。とりわけ「授業で話している言葉がわからない」という問題は、そもそも何のためにその大学に入ったのかの意味が見いだせないほど、重大な問題といえます。しかし、聴覚に障害があることは、本人の責任ではありません。
聴覚に障害のある学生が大学生活を有意義に過ごし、培った知識・経験を財産として卒業していくために、支援システムはどうあれば良いか。入学前の事前相談の段階から時系列的に整理し、徹底的に具体的な記述にこだわった「使える」マニュアル、ここに完成。  

【目次】


まえがき

第1章 大学の集団意思決定システムとつきあう
 1.大学における「聴覚障害学生支援」の性格
 2.会議とはどのような場か
 3.議題の提案方法
 4.レトリックとしての「支援の意義」
 5.本章の結びとして

第2章 入学前の対応で支援体制づくりを始める
 第1節 受験前相談への対応
 第2節 入学試験時の配慮
 第3節 入学前の面談

第3章 必要な予算とその財源を把握する
 第1節 初動時の予算
 第2節 予算確保に向けて
 第3節 体制確立後の予算運用
 第4節 予算の積算根拠

第4章 支援に関わる人材を確保し適切に配置する
 第1節 初動態勢での人材確保
 第2節 支援に関わる人材の配置
 第3節 情報保障者の配置
 第4節 情報保障者の組織化

第5章 啓発活動で支援体制の可能性を広げる
 第1節 初動時の啓発活動
 第2節 啓発活動の充実
 第3節 エンパワメント指導

第6章 組織と規程で支援体制の基盤を固める
 第1節 学内組織の強化
 第2節 規程等のルールの制定

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関係資料
索引
あとがき