日本障害法学会創設10周年記念出版! 3巻同時刊行!

障害法の原理・体系・基本問題・関連領域 

【講座 障害法 第1巻】

日本障害法学会【編】
河野正輝・浅倉むつ子・池原毅和・川島 聡【第1巻編集委員】

[定価]   本体3,000円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-192-1
[判型]A5判並製
[頁数]328頁

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[障害者に不利益をもたらしてきた/もたらしうる法現象(法の解釈・運用、判例、学説を含む)と、障害者の不利益を解消した/解消しうる法現象(法の解釈・運用、判例、学説、必要に応じて立法論・政策論を含む)という2つの視点を意識して論考、編まれた、日本障害法学会創設10周年記念出版! 3巻同時刊行!]

第1巻『障害法の原理・体系・基本問題・関連領域』は、総論として、障害者法制の歴史的展開を分析するとともに、障害法の原理と体系、基本問題および関連領域の考察に当てられている。

【目次】


刊行にあたって

第1部 障害法の原理と体系

 第1章 障害(者)法制――歴史と現代  新田秀樹
 第2章 障害法の法的人間像と法原理  河野正輝
 第3章 障害法体系の転換――排除型から包摂型へ  川島 聡
 第4章 障害のある人の法と能力――障害をめぐる社会と個人  池原毅和
  コラム 障害法の確立と障害者の権利保障  竹下義樹

第2部 障害法の基本問題

 第5章 平等概念の展開  植木 淳
 第6章 障害に基づく差別の類型
     ――差別禁止部会における議論を通して差別の類型論を再考する  東 俊裕
 第7章 日本の障害社会支援法制の特徴と課題  藤岡 毅
 第8章 障害者への暴力・虐待の防止・救済  西田和弘
 第9章 手続き的権利の構造と課題
     ――情報の提供、相談・助言、請求の援助から不服申立てまで  藤原精吾
 第10章 障害者権利条約の国内的実現――国際人権法の観点から  山崎公士
  コラム いわゆる「カスハラ」対策と障害者への合理的配慮を考える
      ――改正旅館業法施行を受けて  大胡田 誠

第3部 関連領域と障害法学

 第11章 障害者権利条約――日本に対する総括所見の実施  長瀬 修
 第12章 障害法とジェンダー  浅倉むつ子
 特論 障害関連政策とバリアフリー法  川内美彦
 第13章 国際規範にみる障害のある人々の包摂と分離
      ――「障害と労働」の扱いと制度の創発に焦点をあてて  引馬知子
 第14章 アジアの障害法  小林昌之
 第15章 障害者運動と障害法 崔 栄繁
  コラム 国連サイドイベント報告  関哉直人