特集1  コロナ禍の前から/コロナ禍だからこそ
特集2  ほっこり・まったり・にっこり

支援 Vol.12

「支援」編集委員会【編】

[定価]   本体1,500円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-139-6 C0036
[判型]A5判冊子
[頁数]192頁

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私たちがいま直面しているものは何なのか……あえてコロナ禍の前からの連続性と断絶を考える、特集1「コロナ禍の前から/コロナ禍だからこそ」。コロナ禍のなかでの繋がりや楽しみの体験を綴る、特集2「ほっこり・まったり・にっこり」。変わらず「シノゴノ、ジタバタ」し続ける、雑誌第12弾!

【目次】


■特集1 コロナ禍の前から/コロナ禍だからこそ
 コロナ禍の中で  服部広隆
 コロナ下で子どもに権利を伝える絵本をつくる――国連・子どもの権利委員会の声明をもとに  長瀬正子
 「専門家」の意味するもの  大西赤人
 Center for Reproductive Labor  須川咲子
 障害のある女性のコロナ禍とその前・その先  佐々木貞子
 阪神・淡路大震災で育んだボランティアの心構えを忘れないように  村井雅清

■特集2 ほっこり・まったり・にっこり
 新型コロナウイルスを理由にまったりできてしまったこと  山下幸子
 伝説の運動会  伊藤 弾
 毎日が「ほっこり・まったり・にっこり」  高崎 明
 新しい一歩を踏み出す  久田李菜
 人と繋がり、支え合いながら生きていく  沖 侑香里
 授業と言葉と生き様と――—大学院生から見たコロナ禍の思い出  野田ゆうき

■エッセイ
 「AIの虐待リスクアセスメント」とは何か、「支援」とは何か  上野加代子
 異なっていることの可能性――バルネラブルな知識の交換のために(10)  飯野由里子

■くまさんのシネマめぐり11
 二人のジョゼと恒夫  好井裕明

■書評
 社会福祉制度は私たちのものである(『介助の仕事』立岩真也著)  岩永理恵
 「二項対立」が世界をひらき、思考をドライブさせる(『手の倫理』伊藤亜紗著)  前田拓也
 ALSの人の生存を可能にする「考える手足」(『考える手足』石島健太郎著)  長谷川 唯
 「自分は、そこまでできないかなあ」(『開かれた身体との対話』伊藤智樹著)  渡邉 琢

■ブックガイド
 会えなくても、合わなくとも
    (『会いたくて会いたくて』室井滋作/長谷川義史絵)  出口泰靖
 「99%からの排除」をどう考えるか
    (『99%のためのフェミニスト宣言』シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー著)  岡部耕典
 私たちはどうやって世界とつながっているのか
    (『嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書』ラル・ジェームズ・サヴァリーズ著)  三井さよ
 新たな家族のかたちをめざす、知恵と勇気を手に入れる
    (『ステップファミリー』野沢慎司・菊池真理著)  土屋 葉
 ケアの経験を言葉にしていくこと
    (『ヤングケアラー わたしの語り』渋谷智子編)  土屋 葉
 分断される黒人コミュニティとその行方
    (『逃亡者の社会学』アリス・ゴッフマン著)  本田量久
 傷つけてしまうことから逃げず、かつ差別を「個人の問題」にしないために
    (『医療の外れで』木村映里著)  松波めぐみ
 「会食」の快と怪――わたしのなかの「価値観」が、ゆさぶられる
    (『人と食事するのが怖い!』朝来おかゆ著)  出口泰靖
 身体/感覚から深まり広がる、生身のフェミニズム
    (『生きるためのフェミニズム』堅田香緒里著)  村上 潔