特集1 コロナ禍の前から/コロナ禍だからこそ
特集2 ほっこり・まったり・にっこり
支援 Vol.12
私たちがいま直面しているものは何なのか……あえてコロナ禍の前からの連続性と断絶を考える、特集1「コロナ禍の前から/コロナ禍だからこそ」。コロナ禍のなかでの繋がりや楽しみの体験を綴る、特集2「ほっこり・まったり・にっこり」。変わらず「シノゴノ、ジタバタ」し続ける、雑誌第12弾!
【目次】
■特集1 コロナ禍の前から/コロナ禍だからこそ
コロナ禍の中で 服部広隆
コロナ下で子どもに権利を伝える絵本をつくる――国連・子どもの権利委員会の声明をもとに 長瀬正子
「専門家」の意味するもの 大西赤人
Center for Reproductive Labor 須川咲子
障害のある女性のコロナ禍とその前・その先 佐々木貞子
阪神・淡路大震災で育んだボランティアの心構えを忘れないように 村井雅清
■特集2 ほっこり・まったり・にっこり
新型コロナウイルスを理由にまったりできてしまったこと 山下幸子
伝説の運動会 伊藤 弾
毎日が「ほっこり・まったり・にっこり」 高崎 明
新しい一歩を踏み出す 久田李菜
人と繋がり、支え合いながら生きていく 沖 侑香里
授業と言葉と生き様と――—大学院生から見たコロナ禍の思い出 野田ゆうき
■エッセイ
「AIの虐待リスクアセスメント」とは何か、「支援」とは何か 上野加代子
異なっていることの可能性――バルネラブルな知識の交換のために(10) 飯野由里子
■くまさんのシネマめぐり11
二人のジョゼと恒夫 好井裕明
■書評
社会福祉制度は私たちのものである(『介助の仕事』立岩真也著) 岩永理恵
「二項対立」が世界をひらき、思考をドライブさせる(『手の倫理』伊藤亜紗著) 前田拓也
ALSの人の生存を可能にする「考える手足」(『考える手足』石島健太郎著) 長谷川 唯
「自分は、そこまでできないかなあ」(『開かれた身体との対話』伊藤智樹著) 渡邉 琢
■ブックガイド
会えなくても、合わなくとも
(『会いたくて会いたくて』室井滋作/長谷川義史絵) 出口泰靖
「99%からの排除」をどう考えるか
(『99%のためのフェミニスト宣言』シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー著) 岡部耕典
私たちはどうやって世界とつながっているのか
(『嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書』ラル・ジェームズ・サヴァリーズ著) 三井さよ
新たな家族のかたちをめざす、知恵と勇気を手に入れる
(『ステップファミリー』野沢慎司・菊池真理著) 土屋 葉
ケアの経験を言葉にしていくこと
(『ヤングケアラー わたしの語り』渋谷智子編) 土屋 葉
分断される黒人コミュニティとその行方
(『逃亡者の社会学』アリス・ゴッフマン著) 本田量久
傷つけてしまうことから逃げず、かつ差別を「個人の問題」にしないために
(『医療の外れで』木村映里著) 松波めぐみ
「会食」の快と怪――わたしのなかの「価値観」が、ゆさぶられる
(『人と食事するのが怖い!』朝来おかゆ著) 出口泰靖
身体/感覚から深まり広がる、生身のフェミニズム
(『生きるためのフェミニズム』堅田香緒里著) 村上 潔