特集1 うちでなにする? そとでどうする?
特集2 電車、バス、飛行機

支援 Vol.11

「支援」編集委員会【編】

[定価]   本体1,500円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-128-0 C0036
[判型]A5判冊子
[頁数]240頁

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「新型コロナウイルス感染症の影響下で人たちはどう生き延びようとしてきたのか、それを少しでも記録に残したい」という想いから編まれた特集1「うちでなにする? そとでどうする?」ほか、変わらず「シノゴノ、ジタバタ」し続ける、雑誌第11弾!

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■雑誌『支援』はじめての読者会やります!
→終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。
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【目次】


特集1 うちでなにする? そとでどうする?
 くりかえす、同じような、それぞれのこと  伊藤英樹
 コロナにひきこもごも――ひきこもり支援の現場から  芦沢茂喜
 コロナという妖怪  今井和美
 〈うつる〉を、〝からかう〟?――〝オンライン・ジンメン〟をめぐる、わたしの病み(闇?)体験から  出口泰靖
 感染リスクが高い中で生き抜く、総勢一〇人のヘルパーとの生活を通して  伊是名夏子
 僕らは脳内接触――ハーモニーのコロ休み備忘録 二〇二〇  新澤克憲
 コロナの流行と自尊感情――A高校の日常  すぎむらなおみ
 〝コロナ禍〟における東京のホームレス支援  永井悠大
 後ろめたい話──あるいは疫神祓いの幻視について  木村高人
 地方在住者がみた新型コロナウィルスの顔  三部倫子

特集2 電車、バス、飛行機
【電車】
  電車を愉しむ  岸川 学
  新幹線はいちばんはやい?  井口高志
【バス】
  「事件」はそうそう起こらないし、あきらめた人の姿は見えない――乗車拒否事件という嵐の後で考えたこと  松波めぐみ
  地域におけるバス交通の行方――浜松市と全国の事例から  舩戸修一
  移動という自由を得る難しさ  鈴木 雄(聞き手:井口高志、岩永理恵、土屋 葉)
【飛行機】
  地域に漂う〝当たり前〟に風穴を開けながら  平田江津子
  障害のある人の航空旅行  成瀬史恭

エッセイ
 穴の話。ことばにならないことの、ならなさと、待つことの間で  上田假奈代
「尊厳」について――バルネラブルな知識の交換のために(9)  飯野由里子

支援の現場を訪ねて
 1 シェアハウスで暮らす――ある障害者とヘルパーたちの生活の営み  山下幸子
 2 希望の家事業(埼玉県)――若者のひとり暮らしを応援する  深田耕一郎

くまさんのシネマめぐり10
 優れたSF映画から考える――『わたしを離さないで』『ガタカ』   好井裕明

書評
 空洞化した「希望」の救出劇(『認知症社会の希望はいかにひらかれるのか』井口高志著)  川村雄次
 日本の精神医療と精神科入院の淵源を理解するために(『日本の精神科入院の歴史構造』後藤基行著)  松嶋 健

ブックガイド
 真剣に遊べ(『支援のてまえで』三井さよ・児玉雄大編)  深田耕一郎
 叫びでも沈黙でもない、祈りの書(『ぼそぼそ声のフェミニズム』栗田隆子著)  堅田香緒里
 わたしもソーシャルワーカーになりたい(『ソーシャルワーカーになりたい』芦沢茂喜・山岸倫子著)  保坂ゆり恵
 潰瘍性大腸炎の人が気をつけることは「うがい、手洗い、消毒」!?って、どこかで聞いたことあるような?
   (『腸よ鼻よ』一巻、二巻 島袋全優著)  出口泰靖
 業務日誌から読みとれること(『京都嵯峨 寿楽園日誌』横川八重著 小國英夫監修)  岩永理恵
 矛盾を抱えながら(『障害児の共生教育運動』小国喜弘編)  三井さよ
 デザインの門を恐る恐るくぐってみると……(『デザインから考える障害者福祉』海老田大五朗著)  井口高志