人の幸福が何であるか、そしてそれをどのように知ろうとするのか、そのために何が必要なのか、
今社会で、その幸福を阻害する要因として何が起こっているのか…

ソーシャルワーカーズモノローグ

ダイアローグのための覚書

山岸倫子

[定価]   本体2,500円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-184-6
[判型]A5判並製
[頁数]304頁

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現象を見る。現象を対象物として、わたしの思考を投げかける。
対象物は私の思考をクリアに照射する。
人と話をする。
小さなキーワードから、世界が広がる。小さな灯がともる。

【目次】


はじめに

第一章 倫理について語る
 1 観察、監視、管理と支援の分水嶺と権力という
 2 他がため、我がため
 3 福祉を仕事にするということ

第二章 社会について語る
 1 綺麗な街の、その外で
 2 ネガティブを構成するモノは何か(ネガティブ即排除の不思議)
 3 内なる優生思想に向き合う
 4 困っている人はどこにいるのか
 5 子どもの声は騒音かという問いの中に存在する「対話」の不在

第三章 支援について語る
 1 支援活動のフィールド
 2 力の使い方
 3 力を注ぐことの難しさ
 4 記録とAI
  支援と力と対話

第四章 価値について語る
 1 福祉国家と支援と価値
 2 制度や支援の根底を流れる水脈を感じる
 3 岸-仲村論争
 4 ニッチな領域を仕事とすること
 5 気持ちだけ自然にかえり、創造する
 6 戸惑いながら支援をするということ

第五章 モノローグ

おわりに