「ソーシャルワーカーの○○」シリーズ最後を飾る一冊!

ソーシャルワーカーのミライ

混沌の中にそれでも希望の種を蒔く

荒井浩道・長沼葉月・後藤広史
木村淳也・本多勇・木下大生

[定価]   本体2,000円(税別) 

[ISBN]978-4-86500-174-7
[判型]A5判並製
[頁数]256頁

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現役のソーシャルワーカーとして働いているみなさん、ソーシャルワーカーとなることを目指して勉学に励んでいるみなさん、そんなみなさんへのささやかなエールとなるようなものにしたい、という6人の執筆者の想いを込めて、「ゼツボウ」ではなく「ミライ」をいまこそ語ります。

■本書において以下の誤りがございました。お詫びして訂正いたします。  (編集部)
・23ページ4行目
 (誤)学科選択の死亡順位 (正)学科選択の志望順位

【目次】


はじめに  荒井浩道

CHAPTER1 誰もがソーシャルワーカーである社会へ
       ──学生の視点から考えるソーシャルワーカーの「ミライ」  後藤広史
 1 はじめに
 2 調査概要
 3 結果
 4 考察
 5 誰もがソーシャルワーカーである社会へ

CHAPTER2 “専門性”以前の“支援”──“個”としての支援者  荒井浩道
 1 「支援者」の誕生と「専門性」
 2 支援者の「個別性」
 3 「万能」ではない支援者
 4 「能力」以前の要素
 5 経験をいかす
 6 結びにかえて――専門性の鎧を脱ぐ

CHAPTER3 力のない私たちでも/だからこそできる「その場しのぎ」  長沼葉月
 1 社会福祉士養成カリキュラムに翻弄される私
 2 「助けてください」という手を、振り払った人、掴んでくれた人
 3 社会福祉を巡る法制度の限界
 4 クライエントの要望にまずは向き合う
 5 関係性を変える会話を意識する
 6 ネガティヴ・ケイパビリティを磨く
 7 地域でつながる
 8 未来につながる

CHAPTER4 「うろたえる」ソーシャルワーカー  木村淳也
 1 「うろたえ」ている人のこと
 2 みんなはどうしているんだろう
 3 「できること」とか「できないこと」とか
 4 「うろたえ」やら「もがき」はソーシャルワーク独特の営みか?
 5 できないことはできないけれど
 6 じぶんのなかに「すなお」と「へそ曲がり」を同居させる
 7 ソーシャルワーク虎の穴
 8 もうどうしたらいいかわからないってこともそりゃあるさ
 9 それでも明日はやってくる

CHAPTER5 ソーシャルワーカーをやめない――「幸せ」な社会になるように  本多 勇
 1 「私は、ソーシャルワーカーですか?」……という自問自答
 2 社会福祉の教員もソーシャルワーカーなのでしょうか?
 3 社会福祉とソーシャルワーク、しあわせ
 4 毎日の暮らし、生活のなかで
 5 みんなが「ソーシャルワーカー」のように、優しい社会に

CHAPTER6 ソーシャルワーカーのこれまでとこれから
        ──現状から未来に向けてなされなるべきことの試論的提起  木下大生
 1 はじめに
 2 アイデンティティの揺らぎ(職域拡大)──司法と福祉の連携から考える
 3 ソーシャルワーカーの国家資格に関する議論
 4 支援対象の範囲をどのように捉えていくのか
 5 ソーシャルワーカーとAI
 6 ソーシャルワーカーの専門性──ストレングス視点と社会変革
 7 ソーシャルワーカーと社会体制──新自由主義とどのように対峙していくのか
 8 おわりに

おわりにかえて  長沼葉月