「ソーシャルワーカーの○○」シリーズ最後を飾る一冊!
ソーシャルワーカーのミライ
混沌の中にそれでも希望の種を蒔く
現役のソーシャルワーカーとして働いているみなさん、ソーシャルワーカーとなることを目指して勉学に励んでいるみなさん、そんなみなさんへのささやかなエールとなるようなものにしたい、という6人の執筆者の想いを込めて、「ゼツボウ」ではなく「ミライ」をいまこそ語ります。
■本書において以下の誤りがございました。お詫びして訂正いたします。 (編集部)
・23ページ4行目
(誤)学科選択の死亡順位 (正)学科選択の志望順位
【目次】
はじめに 荒井浩道
CHAPTER1 誰もがソーシャルワーカーである社会へ
──学生の視点から考えるソーシャルワーカーの「ミライ」 後藤広史
1 はじめに
2 調査概要
3 結果
4 考察
5 誰もがソーシャルワーカーである社会へ
CHAPTER2 “専門性”以前の“支援”──“個”としての支援者 荒井浩道
1 「支援者」の誕生と「専門性」
2 支援者の「個別性」
3 「万能」ではない支援者
4 「能力」以前の要素
5 経験をいかす
6 結びにかえて――専門性の鎧を脱ぐ
CHAPTER3 力のない私たちでも/だからこそできる「その場しのぎ」 長沼葉月
1 社会福祉士養成カリキュラムに翻弄される私
2 「助けてください」という手を、振り払った人、掴んでくれた人
3 社会福祉を巡る法制度の限界
4 クライエントの要望にまずは向き合う
5 関係性を変える会話を意識する
6 ネガティヴ・ケイパビリティを磨く
7 地域でつながる
8 未来につながる
CHAPTER4 「うろたえる」ソーシャルワーカー 木村淳也
1 「うろたえ」ている人のこと
2 みんなはどうしているんだろう
3 「できること」とか「できないこと」とか
4 「うろたえ」やら「もがき」はソーシャルワーク独特の営みか?
5 できないことはできないけれど
6 じぶんのなかに「すなお」と「へそ曲がり」を同居させる
7 ソーシャルワーク虎の穴
8 もうどうしたらいいかわからないってこともそりゃあるさ
9 それでも明日はやってくる
CHAPTER5 ソーシャルワーカーをやめない――「幸せ」な社会になるように 本多 勇
1 「私は、ソーシャルワーカーですか?」……という自問自答
2 社会福祉の教員もソーシャルワーカーなのでしょうか?
3 社会福祉とソーシャルワーク、しあわせ
4 毎日の暮らし、生活のなかで
5 みんなが「ソーシャルワーカー」のように、優しい社会に
CHAPTER6 ソーシャルワーカーのこれまでとこれから
──現状から未来に向けてなされなるべきことの試論的提起 木下大生
1 はじめに
2 アイデンティティの揺らぎ(職域拡大)──司法と福祉の連携から考える
3 ソーシャルワーカーの国家資格に関する議論
4 支援対象の範囲をどのように捉えていくのか
5 ソーシャルワーカーとAI
6 ソーシャルワーカーの専門性──ストレングス視点と社会変革
7 ソーシャルワーカーと社会体制──新自由主義とどのように対峙していくのか
8 おわりに
おわりにかえて 長沼葉月